ディスカウントストア大手のドン・キホーテは、商店主としての独立・開業を目指す個人を自社店舗のテナントとして迎えて支援する「熱血商店街」プロジェクトの対象を、すでに店舗を経営している個人商店主や小規模経営者にも広げる。
熱血商店街とは、青果、精肉、鮮魚、総菜、菓子類など食品販売の分野で独立・開業を目指す個人を集めたドン・キホーテ店内のテナントスペースで、2009年10月に「MEGAドン・キホーテ函館店」(北海道)、同11月に「MEGAドン・キホーテ三郷店」(埼玉県)の食品売場の一角に設けた。出店者は什器・備品リースに関する融資の連帯保証を受けられるほか、開店後6ヵ月間の賃料を免除される。
3月10日からはこの支援対象を、すでに店舗を構えている個人商店主や小規模経営者にも拡大する。ただし、賃料の免除期間は3ヵ月とする。既存の函館店、三郷店で出店者の追加募集を行うと共に、今年7月上旬には「長崎屋浦和店」(埼玉県)で熱血商店街を新設する。
ドン・キホーテとしては新たなテナントを育成することで、競合店との差別化を図る狙いがある。