ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は10月18日、自身が保有する同社株の一部531万株をオランダにある資産管理会社に譲渡した。資産管理会社の全株式は柳井会長が保有しており、配当金を主な原資として社会貢献活動を行うことが目的だという。
531万株は議決権ベースで総株式の5.2%に相当する。柳井会長は今年2月末時点で2829万7000株(発行済み株式総数の26.68%)を保有していた。
同社は2012年8月期に1株当たり年間230円の配当を見込んでおり、単純計算すると531万株で約12億6000万円の配当収入を得られる。