セブン-イレブン・ジャパンは一部地域で実験してきた新タイプの弁当・総菜の販売を他の地域にも順次拡大し、ミールソリューションへの取り組みを本格化する。ミールソリューションとは、消費者が食事を準備する手間や煩わしさから解放するために、総菜など調理済み食品の開発・販売を強化する商品政策で、米国のスーパーマーケット業界で21世紀に入って広がった。
具体的には摂氏5度以下の低温度帯で保存・販売することで販売期限を従来の4倍以上に延長した「チルド弁当」、高温短時間で調理したうえで密閉容器に詰めることで販売期間を2倍に伸ばした「スチームパック総菜」、店内のフライヤーで揚げたての唐揚げやメンチカツを詰めた「店内調理弁当」などを販売する。
これら新タイプの弁当・総菜を実験販売した地域では、対象商品カテゴリーの売上高が前年比で2ケタ増となるなどの効果があった。10月中旬から11月上旬にかけて首都圏を中心に順次、販売店舗を広げていく。