住友商事子会社の住商ドラッグストアーズ(東京都文京区)は、新社長に住友商事ライフスタイル・リテイル事業本部長補佐の師岡伸生氏(58歳)が就任すると発表した。現社長の広瀬泰三氏は代表権を持つ副社長となり、店舗開発や新規事業開発を担当する。就任は2月1日付け。
師岡氏は住商ドラッグの前身である住商リテイルストアーズの取締役商品部長や社長を歴任、社長時代には西友の子会社だった朝日メディックスを買収し、同社統合によって発足した住商ドラッグでも2003~07年まで社長を務めた。
07年10月に住友商事に復帰後は、系列食品スーパーのサミットとマミーマートの社外取締役を務める一方、東京・神奈川でドラッグストアを運営する「クスリのカツマタ」を買収、同社の社長も兼務していた。
クスリのカツマタは昨年1月に住商ドラッグに統合されたが、師岡氏の社長によって両社の統合をより強固なものとする。
住商ドラッグは「トモズ」「メディコ」「アメリカンファーマシー」などの店名で首都圏に136店舗を展開している。