スターバックスコーヒージャパンの2010年度上期(4~9月)決算は、売上高が前年同期比5.9%増の513億円、営業利益が9.2%増の44億円となり、上期としては過去最高益を記録した。4月に発売した袋入りインスタントコーヒーの販売が好調だったほか、猛暑効果で冷たい飲料の売上げが伸びた。客単価は前年割れが続いたが、客数が伸びたことで既存店売上高は6ヵ月連続で前年実績を上回った。
下期についてはライセンス店舗を含めて約50店舗の新規出店を計画。10年度通期(11年3月期)の売上高は前期比5.9%増の1028億円、営業利益は11.0%増の71億円を見込む。純利益は将来の店舗閉鎖に伴う除却損などを前倒し計上するため52.2%減の16億円となりそうだ。従来予想に比べて売上高で13億円、営業利益で4億円の上方修正となっている。