日本フードサービス協会がまとめた9月の外食売上高(全店ベース)は、前年同月比で0.3%増と3ヵ月連続のプラスとなった。9月前半に厳しい残暑が続いたことでファストフードやコーヒーチェーンを中心に客数が3.9%伸びたのが売上げアップにつながった。安価なドリンク類の販売増などで客単価は3.4%減と16ヵ月連続のマイナスとなった。
業態別に売上高を見ると客数が6.0%伸びたファストフードの売上高が1.4%増。なかでも牛丼チェーンの値下げキャンペーンの効果などで和風ファストフード業態が9.3%増と2ケタに迫る増収となった。
8月に前年並みに回復したファミリーレストランの売上高は0.2%減と再びマイナスに転じた。洋風(1.2%増)と焼肉(3.3%増)は増収だったが、和風が4.9%減、中華が1.4%減と苦戦した。コーヒーチェーンなど喫茶業態は客数が3.1%伸びて、2.2%の増収だった。
全体の店舗数は1.2%減で6ヵ月連続のマイナスとなった。