日本ショッピングセンター協会がまとめた3月の全国ショッピングセンター(SC)の総売上高(推計)は2兆3065億円で前年同月比1.2%のマイナスだった。既存店ベースでは8.3%のマイナスで7ヵ月連続の減少。減少幅は統計を開始して以来、最悪の水準だった。
百貨店、総合スーパーを核テナントとするSCがとくに不振で、核テナントの売上高は9.6%減だった。前年に比べて土曜日が1日少なかったことも影響した。
地域別では四国が10.5%減、近畿が9.9%減とマイナス幅が大きかった。一方で、福岡市内のSCの売上高が増えた九州・沖縄は2.5%減とマイナス幅が小さかった。政令指定都市の中では、横浜市が9.8%減ともっとも落ち込んだ。