イオンは東日本大地震に伴う津波で大きな被害を受けた宮城県石巻市と気仙沼市の店舗の営業を再開する。
イオン石巻店は3月31日から1階の食品・日用品フロアで、イオン気仙沼店は1~2階の売り場フロアの津波被害が大きいため屋上の駐車場スペースを使って4月1日から、それぞれ食品、日用品、肌着などの生活必需品を中心に販売を始める。
石巻店が核店舗となっているショッピングセンターは震災直後から避難場所として近隣住民を受け入れ、ピーク時には2500人以上が寝泊まりしていた。23日からは店舗入り口付近のスペースで臨時営業していたが、1階の安全が確認できたことからフロア全体で営業を再開する。
気仙沼店は1階部分が津波で浸水するなど復旧に時間がかかりそうだが、周辺は多くの建物が津波に流されるなどして生活必需品を購入できる店舗がほとんどない状況が続いていることから、屋上で営業を始めることを決めた。