東日本大震災の影響で休業していた仙台近郊の大型ショッピングセンター(SC)が続々と営業を再開している。
仙台空港に近い「イオンモール名取エアリ」(宮城県名取市)は、核店舗のイオン新名取店が1~2階で営業を続けていたが、3階の専門店街も6月に入って順次、営業を再開、6月末には全館で営業を再開できそうだ。
アウトレットモールでは三菱地所系のチェルシージャパンが運営する「仙台泉プレミアム・アウトレット」(仙台市)が17日に営業を再開、26日までの予定で「営業再開セール」を開催している。また、三井不動産の「三井アウトレットパーク仙台港」(同)も25日に営業を再開する。
仙台地区の百貨店は震災後の復興消費の拡大で5月の売上高が6.7%増と3ヵ月ぶりの増収となっており、大型SCも復興需要の取り込みを期待できる。