H2Oリテ、スーパーマーケット事業の営業益は倍増、阪食好調

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 百貨店大手のH2Oリテイリングが発表した2010年度上期(4~9月)の連結業績は、阪急うめだ本店の建て替え工事に伴う営業面積の減少で売上高は前年同期比4.2%減の2215億円となったものの、主力の百貨店事業やスーパーマーケット(SM)事業で経費コントロールがうまくいった結果、営業利益は51.5%増の47億円に伸びた。

 SM事業では主力の阪食が「阪急オアシス山科店」(京都市)と「同宝塚山手台店」(兵庫県宝塚市)を新設する一方、「同南千里店」(大阪府吹田市)など既存の大型店を順次全面改装。阪食の既存店売上高は4~6月は5.5%減だったが、7~9月は改装効果と猛暑の影響などで1.7%増と前年を上回った。

 この結果、SM事業の売上高は2.6%増の452億円、営業利益はほぼ2倍の6億円となった。食品製造の阪急フーズなどを除く阪食単体では、売上高3.7%増の447億円、営業利益はほぼ1.5倍の7億円だった。

 SM事業の10年度通期(11年3月期)の業績見込みは、売上高920億円(前期比4.0%増)、営業利益16億円(16.1%増)となっている。

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