総務省が発表した住民基本台帳に基づく2011年3月末時点の人口動態調査によると、東日本大震災により集計できなかった岩手・宮城・福島3県の22市町村を除くベースで、全国の人口(外国人を含まない)は1億2623万人と前年より12万人余り減った。
全国の人口は1968年の調査開始以来、2006年に初めて減少、08~09年は増加していたが、昨年から2年連続での減少となった。出生者数は106万人余りで3年連続の減少、死亡者数は121万人で過去最高となった。
人口増加数では東京都がトップで5万人余りの増加。大都市圏への人口集中が進んでおり、東京、名古屋、関西の三大都市圏の人口は全国比で50.9%と2年続けて過半数を突破、過去最高を記録した。
また、65歳以上の老年人口は1994年以降、毎年増加を続けており、全人口に対する比率は22.8%となった。一方、14歳までの年少人口は13.6%、15~64歳の生産年齢人口は63.8%で共に18年連続の減少だった。