西日本旅客鉄道(JR西日本)の関連会社、JR西日本伊勢丹がJR大阪駅に直結する新設ビル内に出店する「JR大阪三越伊勢丹」について開業日が5月4日に決定した。新設される「ノースゲートビルティング」は地上28階建てで、高層階にはオフィスが入り、大阪三越伊勢丹は地下2階から地上10階部分に入居する。売り場面積は約5万平方メートル。
東の三越伊勢丹を迎え撃つ西の横綱、エイチ・ツー・オーリテイリングの「阪急うめだ本店」は現在、建て替え工事中だが、2012年には8万4000平方メートルの売り場面積を持つ日本最大級の百貨店として改装オープンする。また、JR西日本が増床工事を進めている大阪駅南側のサウスゲートビルディングに入るJ.フロントリテイリングの「大丸梅田店」は約4万平方メートルから約6万4000平方メートルに売り場面積を増やして今年3月に増床オープンする。
13年連続で売上高の縮小が続く百貨店業界だが、「阪神梅田本店」を含めた4つの大型百貨店による“梅田戦争”がゴールデンウイークから本格的に火蓋を切る。