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【米小売業】08年の閉鎖店舗は7000、新規出店を上回る

 不動産情報サービスの米コースターグループ(CoStar Group)の調べによると、米主要小売業の2008年の閉鎖店舗数は7000に達し、新規出店数を大幅に上回った。新規出店数は2007年に比べて800店少ない5700店にとどまった。

 

 閉鎖店舗が増えたのは不況による小売業の倒産や店舗資産の売却が増加したため。一方、同じく不況の影響で新規出店を減らしたり、計画を先送りしたりするケースが増え、新規出店数が減少した。

 

 コースターが米主要小売業約250社を対象に集計したレポートによれば、2009年の新規出店計画は約4000店、閉鎖店舗数は約3600店となる見込み。ただし、経済状況によっては新規出店数が減り、閉鎖店舗数が増える可能性もある。

 

 09年に積極的な店舗新設を計画しているのは、ウォルグリーン(540店)、ダラーゼネラル(450店)、CVS(275店)、ダラーツリー(235店)など、ドラッグストアや小型ディスカウントストアが目立つ。