【ローソン】am/pmの買収を断念、商標権巡り意見対立

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 ローソンは19日、レックスホールディングスとの間で最終合意していた同社傘下のエーエム・ピーエム・ジャパン(am/pm)の買収を断念したことを明らかにした。ローソンとレックスは今年2月、145億円でレックスが保有するam/pmの全株式とレックスからam/pmへの貸付債権を取得することで合意、3月下旬をめどにローソンがam/pmを完全子会社化するとしていた。その後、両社は3月13日に最終合意に至っていたが、4月3日になって譲渡日を延期すると発表。その動向が注目されていた。

 買収を断念した理由についてローソンは、am/pmの商標権を持つ米BPアメリカ(英石油大手BP傘下)の子会社ARCOとの間で買収条件について合意できなかったとしている。ローソンがam/pmを買収していれば、東京都内の店舗数は業界最大手のセブン-イレブン・ジャパンを上回る1700店舗にまで増えるはずだった。

 レックスはam/pmの新たな譲渡先を探すことになるが、am/pmは元々収益力が低い上に、今回商標権使用に関する問題が明らかになったことから、難航が予想される。

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