無印良品を展開する良品計画が発表した2011年2月期第1四半期(3~5月期)の連結業績は、売上高は前年並みの447億円を確保したものの、テレビコマーシャルや新聞チラシを積極投入したことなどから販売管理費が8.2%増と膨らみ、営業利益は31.7%減の34億円となった。
単体の商品部門別売上高は、紳士・婦人服などの落ち込みが大きく衣服雑貨が12.0%減と2ケタのマイナスだった。家具(10.2%増)、ヘルス&ビューティ(17.2%増)、調味・加工食品(23.4%増)などは好調だった。
既存店売上高は直営店ベースで7.8%減、ライセンスストアや西友内店舗を含めると8.2%の減少だった。
11年2月期通期の業績は、営業収益(売上高と不動産収入などの合計)が1748億円(6.4%増)、営業利益が144億円(2.5%増)、純利益が88億円(18.0%増)と従来予想を据え置いた。