【全国百貨店】5月の既存店は12.3%のマイナス、4ヵ月連続の2ケタ減

2009/06/23 15:22
Pocket

 日本百貨店協会が発表した全国百貨店の5月の売上高は5112億円で、既存店ベースで前年同月比12.3%減となった。2ケタの売り上げ減は今年2月から4ヵ月連続。2-4月の3ヵ月平均では12.0%のマイナス、3-5月では12.3%のマイナスとなっており、政府の景気底打ち宣言にもかかわらず、売り上げが反転する兆候はない。新型インフルエンザの国内感染の発生で、関西地方や首都圏を中心に来店客数が大幅に減少したことも響いた。売上高の前年割れは15ヵ月連続となった。

 

 主要都市では東京の14.0%減、神戸の20.6%減、仙台の15.0%減などが目立った。一方、主要商品別では、衣料品が15.1%減(4月は13.5%減)、靴・カバンなど身の回り品が15.7%減(同14.1%減)だった。食料品も5.2%減と4月の4.8%減に比べて落ち込み幅が広がった。

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態