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【消費者物価】生鮮を含む総合指数が0.2%増、22ヵ月ぶりのプラス

 総務省が発表した10月の全国の消費者物価指数(2005年=100)は、生鮮食品を含む総合で前年同月比0.2%増と2008年12月以来、22ヵ月ぶりの上昇となった。猛暑による不作でトマトなどを中心に生鮮野菜が29.4%増、生鮮果物が24.0%増など生鮮食品が17.4%増となったことが主因。生鮮食品を除く食料は1.3%減とマイナスが続いた。

 

 生鮮食品を除く総合指数は99.5で、0.6%の下落。20ヵ月連続でのマイナスとなった。下落幅が1%を下回ったのは09年4月以来18ヵ月ぶりとなるが、これはたばこ値上げの影響が大きく、デフレ基調は変わっていない。一方、高校授業料無償化により教育費が13.0%減と大きく下落した。

 

 主な食料品の前年同月比を見ると、ビスケットが9.6%減、スパゲッティが9.4%減、食用油が9.3%減など下落幅が大きく、そのほか新米の相場安で穀類が3.2%減となっている。