首都圏にある4つの生活クラブ生協が共同で風力発電設備を建設、エネルギーの自給活動に乗り出す。
東京、千葉、埼玉、神奈川の生活クラブ生協は、生活クラブ北海道と関係が深いNPO(非営利活動法人)「北海道グリーンファンド」(札幌市)と共同で一般社団法人「グリーンファンド秋田」を設立、同法人を事業主体として秋田県にかほ市に出力2000キロワット級の風力発電施設「生活クラブ風車(仮称)」を建設する。
発電した電力は特定規模電力事業者(PPS)に売却、4生協がPPSから電力供給を受け、配送センターや事務所で使用する電力の一部を賄う。生活クラブ風車は2012年2月から試験運転を始める予定で、発電量は年間467.5万キロワットを見込んでいる。
北海道グリーンファンドは一般市民からの出資で共同の風力発電施設「市民風車」を北海道や東北で建設・運営しており、そのノウハウを活用する。