総務省が発表した4月の家計調査によると2人以上の世帯の消費支出は1世帯当たり29万2559円で、前年同月比で実質3.0%の減少となった。減少は7ヵ月連続。下落幅は3月の8.5%減に比べれば縮小したが、依然、東日本大震災の影響が続いている。
減少幅が大きかったのは授業料などの教育費(11.3%減)、設備の修繕・維持など住居費(7.2%減)、電気代・ガス代などの光熱・水道費(4.5%減)、旅行などの教養娯楽費(3.6%減)。外食を含む食料は0.2%減だった。
逆に被服および履き物(5.0%増)、医薬品など保険医療費(3.7%増)は伸びた。
自営業などを除くサラリーマン世帯の消費支出は32万4744円で2.6%減と5ヵ月連続の減少。実収入は4.8%減の45万4433円で、2ヵ月連続のマイナスだった。