米商務省が発表した５月の米小売売上高は前月比0.5％増で３ヵ月ぶりのプラスとなった。４月に比べて自動車及び部品の販売が伸びた（前月比0.5％増）ことと、原油価格上昇の影響でガソリンスタンドの売上高が伸びた（同3.6％増）のが反映された。
ただ、前年と比べると売上高の大幅減が続いており、小売売上高（飲食店売上高を含む）全体では08年５月に比べて9.6％減、自動車・部品を除くと同7.3％減、飲食店売上高と自動車・部品販売を除くと同10.8％減だった。
主な業種・業態別では家具・室内装飾品店が前年同月比14.7％ 減（前月比0.4％減）、衣料・装飾品店7.0％減（同0.4％増）、百貨店が7.1％減（同0.7％減）と苦戦したのに対し、食品・飲料小売店は0.6％増（同0.4％増）、ドラッグストア・化粧品店は5.0％増（同0.7％増）と比較的堅調だった。