農林水産省が発表した野菜小売価格緊急調査(10月18~22日)によると、キャベツやネギなど主な野菜5品目が前週より値下がりした。前週と比較可能な5品目(キャベツ、ネギ、レタス、キュウリ、トマト)がすべて値下がりしたのは6月21~25日の週以来、約4ヵ月ぶりとなる。梅雨時の大雨やその後の猛暑で野菜価格の高騰が続いていたが、出荷量が増えて市場価格が落ち着きつつあるようだ。
下落幅が最も大きかったのはレタスで前週比31%減、そのほかの4品目も8~13%の値下がりとなった。ただし、平年比(2005~2009年の5ヵ年平均)ではレタスは38%高、トマトは40%高など以前として高水準となっている。
野菜小売価格調査は都道府県別に各10店舗(全国470店舗)を訪問調査したもので、特売価格を除く単純平均。