医薬品・日用雑貨卸最大手のメディセオ・パルタックホールディングスは、10月1日付けで純粋持株会社に移行する。事業持株会社メディセオ・パルタックHDの医療用医薬品卸事業を分離し、子会社のクラヤ三星堂に移管。クラヤ三星堂を含む医療用医薬品卸子会社6社を合併する。併せて、メディセオ・パルタックHDはメディパルホールディングスに、クラヤ三星堂はメディセオに社名変更する。
これにより、メディパルHDの傘下に医療用医薬品卸子会社のメディセオと日用雑貨・一般用医薬品卸子会社のパルタックがぶら下がる形となる。
メディセオ・パルタックは、2000年にクラヤ、三星堂、東京医薬品の3社合併で誕生したクラヤ三星堂が前身。その後、クラヤ三星堂は地域の医療用医薬品卸のM&A(企業の吸収・合併)を進め、04年10月事業持株会社メディセオホールディングスを発足。05年10月、日用雑貨卸大手のパルタックと経営統合し、メディセオ・パルタックHDとなった。
09年3月期の連結業績は売上高2兆4635億円(前期比9.3%増)、営業利益134億円(51.9%減)、純利益125億円(55.0%減)となっている。