セレクトショップ大手のユナイテッドアローズは4月1日付けで会長の重松理氏(59)が社長に復帰する人事を決めた。社長の岩城哲哉氏(55)は副社長に降格となる。従来通り、重松氏と岩城氏の2人が代表権を持つ。
同社の2009年3月期の連結業績は営業利益が前期比13.8%減の42億円、純利益が同52.0%減の18億円と落ち込む見込みで、創業者の重松氏が5年ぶりに社長として陣頭指揮を執り、営業の立て直しを図る。
同社は本部組織のスリム化を図り、今年1月から3月にかけて本部人員の約5%を店舗へ異動することで店頭の強化を図っている。
ユナイテッドアローズはビームス出身の重松氏が1989年に創業。2003年に東証1部上場を果たした。