日本チェーンストア協会がまとめた会員企業62社の11月の売上高は既存店ベースで前年同月比0.5%減と前月の0.3%減に続いてわずかながら前年実績に及ばなかった。既存店の前年割れは24ヵ月連続となった。
12月からの家電エコポイント半減を前にした駆け込み需要で家電製品が伸び、住関品は1.4%増と33ヵ月ぶりにプラスに転じた。相場高の農産品とサラダなどが好調だった総菜はプラスとなったものの、食品全体では0.7%減で3ヵ月ぶりのマイナスだった。衣料品は気温が高めだった月後半の動きがとくに鈍く、2.5%減に終わった。
売場面積は約2300万平方メートルで前年同月比1.1%減、店舗数は7889店で296店舗減、全店ベースの売上高は約1兆137億円で1.8%減だった。