ファーストリテイリング傘下のユニクロは今シーズン、防寒肌着「ヒートテック」について世界で5000万枚の販売を目指すと発表した。ヒートテックは東レとの共同開発で2003年から販売を開始、薄くて温かい肌着として認知が広がり、昨シーズンには2800万枚を完売する大ヒット商品にまで育った。
今シーズンは、発熱、保温、抗菌など従来からの機能に加え、静電気防止と形状保持の機能を追加、サイズや色のバリエーションも広げることで昨シーズンの約1.8倍に相当する枚数を売り切る目論見だ。
保温機能を高めた防寒肌着については、イオンが「ヒートファクト」の商品名で今シーズン1000万枚の販売目標を掲げるなど、各社が同様の商品を開発し、競争が激しくなっている。