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【楽天】現地企業買収でブラジル進出、年内にもECサイト立ち上げ

 インターネットショッピングモール「楽天市場」を運営する楽天は6月7日、ブラジルでEC(電子商取引)関連のシステム開発・運用を手がけるイケダ社(サンパウロ)の株式の75%取得、子会社化したと発表した。

 

 イケダ社はEC関連システムをSaaS(インターネット経由でのソフトウェアのレンタル)型のサービスで提供しており、100社を超えるブラジルの有力小売業を顧客に持つ。楽天ではイケダ社の顧客基盤と楽天のノウハウや技術を組み合わせて、ブラジルでのEC事業を拡大する。

 

 年内にも日本の楽天市場と同様のECサイトをブラジルで立ち上げる予定だ。楽天の海外進出は中国や台湾、今月1日に事業をスタートさせたばかりのインドネシアなどに次いで7ヵ国・地域目となる。

 

 フォレスター・リサーチの調べによれば、ブラジルにおけるEC事業は年間18%の伸びが予測され、2016年までには10年比で2.8倍の約22億ドル(約1760億円)に達する見込みだ。