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【外食売上高】8月は3.3%減で2ヵ月ぶりのマイナス、天候不順で客数落ち込む

 日本フードサービス協会が発表した8月の外食売上高(全店ベース)は、前年同月比3.3%減だった。7月は例年より気温が高く推移したこともあって震災後初めて前年実績を上回ったが、8月は再びマイナスに転じた。

 

 客単価は0.4%の微増だったが、客数が3.7%落ち込んだ。月後半からの天候不順に加えて、夏祭りや花火などのイベント自粛、さらには昨年と比べて休日が1日少なかったことなども客足に影響した。

 

 集団食中毒事故や放射性物質による和牛汚染問題の影響で、焼き肉チェーンは12.1%減と4ヵ月連続の2ケタ減となった。焼き肉チェーンを含むファミリーレストラン全体でも3.3%減だった。

 

 マクドナルドの売上げに左右される洋風ファーストフードも昨年好調だった反動減などで6.2%のマイナス。ただ、セルフサービスうどん店など麺類ファーストフードは4.2%増、牛丼チェーンなど和風ファーストフードも0.4%増とプラスを維持した。