日本フードサービス協会がまとめた4月の外食売上高(全店ベース)は、前年同月比で2.8%減だった。2ヵ月連続の前年割れとなったが、10.3%減と現行の統計開始(1994年1月)以降で最大の落ち込みとなった前月に比べれば落ち込み幅は縮小した。
前月に9.0%減だった客数は3.0%減にまで戻った。客単価は0.2%増で09年5月以来、2年ぶりに前年実績を上回った。ファーストフードとファミリーレストランで客単価が上向いた。麺類ファーストフードと中華ファミリーレストランは店舗数が増えたこともあり、売上高もプラスだった。
夜間の外出や宴会の自粛ムードが続いているため、パブ・居酒屋の売上高は11.0%減と苦しい状況が続いている。