米準大手食品スーパーのウェグマンズ・フードマーケッツ（ニューヨーク州）は、ペンシルベニア州カレッジビルでオープンする最新店舗に、同社で初めてとなるフルサービスのレストランを設置する。レストランの名前は「ザ・パブ」で、伝統的なアイリッシュパブ風。ビールやワインなどのアルコール類のほか、店内で調理した料理を提供する。
レストランの座席数は300で、店内で料理する総菜などをその場で食べることができるカフェエリアの一角に開設する。レストランからは対面カウンター越しに店内のオープンキッチンを見渡すことができ、シェフたちが調理する様子を座席から眺めることができる。
セルフサービスのイートイン・スペースを店内に設置する食品スーパーは多いが、店員が注文を取り、料理や飲み物を座席まで運んでくれるフルサービス型のレストランを直営展開する例はめずらしい。
ウェグマンズは非公開企業で、2008年度の推定売上高は48億ドル。通常の食品スーパーの２倍ほどの大型店を中心に70数店舗を展開しており、店内加工の食品、総菜に力を入れたミール・ソリューションの先進企業として知られる。