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【楽天】1~9月期の営業利益25%増、出店数は3万店突破

 楽天が発表した2009年1~9月期の連結業績は、「楽天市場」を中心とする主力のEC事業などが好調で売上高は17.8%増の2170億円、営業利益は前年同期比25.3%増の386億円と大幅な増収増益なった。楽天は通期の業績予想を発表していないが、09年12月期の連結業績は前期実績の売上高2498億円、営業利益471億円を確実に上回るペースで推移している。

 

 楽天市場の出店数は9月末で初めて3万店を突破、流通総額(楽天ブックス含む)は前年同期比20.8%増の5671億円となった。この結果、EC事業の売上高は806億円(前年同期比24.1%増)、営業利益は245億円(同52.3%増)となった。

 

 楽天はタイでナンバーワンのネット通販サイト「TARAD.com」を運営するTARAD社の株式の67%を取得、来年初めから楽天市場の各種機能・サービスを同サイトで展開する。楽天にとっては台湾に次ぐ海外展開となる。また、電子マネー「Edy」を運営するビットワレットに過半数出資することでも合意しており、国内では電子マネー事業に本格参入する。