酒類専門店のやまや(宮城県仙台市)が発表した2011年3月期の連結業績は、売上高が前年同期比2.6%増の1102億円、営業利益が55.1%増の27億円で共に過去最高を更新した。
関西では子会社のやまや関西が同業から引き継いだ酒ディスカウント業態「楽市」および食品ディスカウント業態「スピード」の店名を「やまや」に変更して酒類専門店への業態転換を図るなど、グループ全体で38店舗の改装を実施。その結果、既存店売上高は1.4%の増収を確保した。
東日本大震災の影響で15店舗が営業休止を余儀なくされたが、10店舗の新設効果などによって売上高は前年を上回った。また、売上総利益率が1.2ポイント改善して16.5%となったことが営業利益の大幅な増加につながった。
12年3月期についても売上高が5.2%増の1160億円、営業利益が4.2%増の28億円と過去最高を見込んでいる。