イオンリテール、マックスバリュ東海と西日本に計8店舗を譲渡

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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 イオン傘下の中核事業会社イオンリテールは、グループ会社のマックスバリュ東海とマックスバリュ西日本に計8店舗を譲渡する。イオンリテールとマックスバリュ各社が同一地域で食品スーパーを運営しているケースがあり、事業譲渡によってグループ内での店舗の重複を解消する。

 マックスバリュ東海には「マックスバリュ蒲原店」(静岡市)など静岡県内の5店舗と「マックスバリュ豊橋橋良店」(愛知県豊橋市)の計6店舗を譲渡する。6店舗の合計売上高は139億円(2009年2月期)で、合算営業利益は3億3800万円(同)。譲渡価格は33億円で、9月17日にマックスバリュ東海に譲り渡す予定。

 マックスバリュ西日本には香川県内で運営する「寒川ショッピングセンター」と「多度津ショッピングセンター」を譲渡する。両ショッピングセンターはいずれも食品スーパーを核店舗としている。譲渡日は9月21日の見込みだが、譲渡価格は未定。

 マックスバリュ東海は静岡県を地盤に隣接する神奈川、山梨両県と愛知県東部で店舗展開しており、10年2月期の売上高は1462億円を見込む。一方、マックスバリュ西日本は兵庫県が地盤で山陽地方の各県と四国の愛媛、香川両県で店舗展開し、10年2月期は2300億円の営業収益を見込んでいる。

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