中古品販売チェーン大手のハードオフコーポレーション(新潟県新発田市)は12月14日、中古ブランド品販売のブランドオフ(金沢市)の発行済み株式の33.35%を取得すると発表した。ブランドオフは海外ブランドのバッグやアクセサリー、雑貨、時計など中古および新品の販売・仕入れを行う店舗を国内42店、香港3店、台湾1店の計46店舗展開しており、2009年8月期の売上高は103億円、営業利益は1億7200万円となっている。株式の取得額は3億7800万円で、12月18日に取得の予定。
ハードオフは、パソコン・家電の「ハードオフ」、ブランド品・アクセサリーなどの「オフハウス」など6つの中古品販売業態を展開している。ブランドオフへの出資によって今後、商品の相互供給や店舗の共同開発、実務レベルの人材交流など連携を図る。ハードオフは東証1部に上場しているが、ブランドオフは出資後も持ち分法適用会社とはならない。
ハードオフの10年3月期の業績見込みは、フランチャイズ店を含むチェーン全店売上高が435億円(前期比0.7%減)、直営店売上高が100億円(同5.5%増)、営業利益が12億8000万円(同10.5%増)、純利益が6億5000万円(同59.5%増)となっている。