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【スーパー経営企業】今年7月までの倒産件数36件、前年比50%増

 帝国データバンクによると今年1~7月までのスーパー経営企業の倒産件数は36件で、前の年の同じ時期に比べて50%増で推移していることがわかった。同社が調べた2007年1月から10年7月までのスーパー経営企業の倒産事例で、最も負債額が大きかったのは今年7月に倒産した宮城県仙台市のモリヤの100億円。生鮮を中心とした食品スーパーで08年6月期には売上高204億円を計上していたが、無理な拡大策で経営が行き詰まった。

 

 また、帝国データバンクは売上高200億円以上の未上場スーパー129社について過去3年間の売上高を集計した。その結果、2009年度の売上高総額は7兆8984億円で前年比3.1%の増加となっていることがわかった。

 

 日本チェーンストア協会発表の加盟64社の09年度売上高は12兆6959億円で前年比3.6%減(既存店ベースでは4.4%減)となっており、地域密植型のローカル企業が多い未上場スーパーのほうが業績は底堅いといえそうだ。