セブン-イレブン・ジャパンは11月から、複数の店舗を経営する加盟店オーナーへの支援制度を拡充、本部が加盟店から徴収するロイヤルティのチャージ率を最大で6%引き下げる。
同社は昨年7月に「複数店経営奨励制度」を導入、1人のオーナーが2店舗目以降を開業する場合、日販(1日当たりの売上高)または年間売上総利益額に応じてチャージ率を1~3%引き下げている。今回の支援制度拡充では、これとは別に複数店すべてを対象に売上総利益の3%に相当する金額を減額するため、チャージ率の引き下げ幅は最大で6%となる。
セブン-イレブンの場合、24時間営業店でチャージ率は加盟店が店舗の土地・建物を所有するAタイプで43%、土地・建物を本部が提供するCタイプでは月間売上総利益に応じて54~74%となっている。
コンビニエンスストアの店舗数は日本フランチャイズチェーン協会加盟の主要10社で4万3000店舗を超えるまでに増加しており、優良な新規加盟オーナーの開拓は年々難しくなっている。このため、大手コンビニ各社では経験豊富な既存店オーナーによる複数店舗経営を促進している。