日本百貨店協会が発表した全国百貨店の今年上半期(1-6月)の売上高は3兆2133億円で、既存店ベースでは前年比11.0%減と2ケタのマイナスだった。08年の上半期も売上高は2.8%減となっており、過去2年で上期の売上高は約5000億円減ったことになる。
一方、6月の全国百貨店の売上高は既存店ベースで8.8%のマイナス。今年2月から4ヵ月続けてマイナス幅が10%を超えていたが、6月は1ケタの減収にとどまった。ただ、昨年6月はその前の年に夏のセールを前倒しで実施した反動から売上高は7.6%減と大きく落ち込んでおり、百貨店の売り上げ不振が底を打ったとは言い切れない。