ローソン、九九プラスとバリューローソンを合併、生鮮コンビニ一本化

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 ローソンは生鮮コンビニ「ローソンストア100」を運営する2つの子会社、九九プラスとバリューローソンを5月1日付けで合併する。存続会社は九九プラスで、同社の深堀高巨社長が引き続き社長を務める。

 バリューローソンはローソンの100%子会社で、「ローソンストア100」73店舗を運営。約27億円の債務超過となっているが、合併前にローソンが約30億円の増資を引き受けて債務超過を解消する。

 九九プラスは小型食品スーパー「SHOP99」を展開しているが、過大な出店投資で業績が悪化、2007年3月にローソンと資本・業務提携を結び、昨年9月にはローソンがTOB(株式公開買い付け)により連結子会社化した。現在、「SHOP99」から「バリューローソン」への業態転換を進めており、全店舗の約半数に当たる415店が「バリューローソン」となっている。

 ローソンの九九プラスへの出資比率は約77%で、合併後もローソンが株式の大半を握ることになる。ローソンは10年3月期から「ローソンストア100」のフランチャイズ(FC)展開を本格化させる計画で、生鮮コンビニ事業を一本化することでFC加盟店の開拓を急ぐ。

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