米コンビニエンスストア業界では、店舗の閉鎖が増加している。米国のコンビニはほとんどがガソリンスタンド併設型だが、昨年来のガソリン価格の高騰に伴う需要の減少と消費不振が重なったことで経営が苦しくなり、店舗閉鎖に至る例が増えている。
米業界誌『コンビニエンスストア・ニュース』電子版によれば、2009年1~6月の半年で前の年に比べて業界店舗数は696店舗減少した。2008年(暦年ベース)も1419店舗の純減だった(数字はTDLinx調べ)。米コンビニ業界の総店舗数は14万店舗余りで、昨年1年間で店舗数が約1%減ったことになる。
ただ、最大手7イレブン・インクは積極的な出店政策を取っており、2009年12月期は前期比150店舗増の6346店舗にまで増やす計画だ。