【セブン&アイ】百貨店事業の特損計上などで純利益半減、今期は1000億円予想

Pocket

 セブン&アイ・ホールディングスの2010年2月期連結業績は、百貨店事業(そごう・西武)の「のれん代」償却で391億円、減損損失で280億円など計866億円の特別損失を計上したことから純利益が前期比51.4%減の448億円となった。

 国内小売事業の全般的な不振および米7イレブンがガソリン価格下落と円高で約3400億円の減収となった影響などで、売上高に営業収入を加えた営業収益は9.5%減の5兆1112億円に落ち込んだ。

 営業利益は19.6%減の2266億円だった。セグメント別ではコンビニエンスストア事業(セブン-イレブン)が13.8%減の1838億円、スーパーストア事業(イトーヨーカ堂ほか)が42.7%減の141億円、百貨店事業が92.5%減の13億円、フードサービス事業(デニーズほか)が27億円の赤字(前期は29億円の赤字)、金融関連事業(セブン銀行ほか)が18.3%増の301億円だった。

 11年2月期の業績は、営業収益が1.7%増の5兆2000億円、営業利益が5.9%増の2400億円、純利益が122.8%増の1000億円と増収増益を見込む。

関連キーワードの記事を探す

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態