中国輸出、3.9%増に大幅鈍化=コロナで供給網混乱―4月

時事通信
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 【北京時事】中国税関総署が9日発表した4月の貿易統計によると、輸出は前年同月比3.9%増加した。前月の14.7%増から大幅に鈍化し、2020年6月以来1年10カ月ぶりの低い伸びとなった。厳格な新型コロナウイルス対策に伴うサプライチェーン(供給網)の混乱や生産の停止が響いた。

 輸入は横ばい(前月は0.1%減)。輸出から輸入を差し引いた貿易黒字は511億ドル(約6兆7000億円)となった。

 中国では、商都・上海市などでロックダウン(都市封鎖)が続き、「必需品以外を積んだ船の入港は後回しになっている」(日系機械メーカー)という。世界最大のコンテナ取扱量を誇る上海港の稼働率は一時、通常の6割程度に落ち込んだ。

 ウクライナ侵攻で日米欧などが制裁を科すロシアへの輸出は約26%減少した。制裁に巻き込まれるとの警戒感から工業品の輸出などに影響が出たもようだ。一方、輸入は約57%の大幅増。原油などエネルギー価格の高騰で押し上げられたとみられる。

 日本との貿易は、輸出が約9%減、輸入が約15%減だった。

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