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【食品スーパー売上高】7月の既存店は1.7%増、総菜が好調

 日本スーパーマーケット協会など食品スーパー業界3団体が発表した全国の食品スーパー280社の7月の売上高(速報値)は8732億円で、全店ベースでは前年同月比3.5%増、既存店ベースでは1.7%増となった。

 

 既存店ベースの数字は今年4月から発表を始めたが、前年比プラスとなったのは初めて。全店ベースは15ヵ月連続のプラスだった。

 

 商品部門別の売上高を見ると、全体の3割を占める生鮮3部門は既存店ベースで前月の1.2%減から0.3%のプラスに転じた。水産は1.3%のマイナスだったが、前月に2%を超える減少だった農産が1.1%増となったことが大きい。放射能汚染問題で国産牛の販売が落ち込んだ畜産は豚肉、鶏肉が比較的好調で0.6%増とプラスを維持した。

 

 総菜は3.1%増と好調だった。月前半の猛暑効果で飲料やアイスクリームが伸びた一般食品は1.7%のプラスとなった。