東宝は連結子会社、東宝共栄企業のホームセンター事業を中堅ホームセンターのくろがねや(山梨県甲府市)に売却することを決めた。東宝共栄企業は「東宝日曜大工センター」の店名で、東京都内の世田谷区と調布市に2店舗を運営している。売上高は2店舗合わせて約24億円(2009年2月期)。店舗の老朽化や競合激化で売り上げが低迷、採算が悪化していることから売却を決めた。従業員の雇用はくろがねやが引き継ぐ。事業譲渡は来年2月末の予定。譲渡額は明らかにしていない。
くろがねやは山梨県を中心に東京都稲城市に1店舗、神奈川県に6店舗を展開しており、現在の店舗数は20店。10年5月期の売上高は179億円を見込む。