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【米ウォルグリーン】経営破綻のドラッグストアから32店舗を買収

 米ドラッグストア大手のウォルグリーンは、経営破綻したドラッグストアチェーン、ドラッグフェア・グループが運営する32店舗を譲り受けると発表した。ドラッグフェアはニュージャージー州内で店舗展開するローカルチェーンだが、大手各社との競合が激しいうえ、昨今の消費低迷で経営が行き詰まり、連邦破産法11条(日本の民事再生法に当たる)の適用を申請した。破産法適用申請に先立って、ドラッグフェアは13店舗の資産売却を行ったが、ウォルグリーンはそのうち11店舗の調剤薬の処方歴を買い取った。

 

 ウォルグリーンは昨年、準大手のロングズ・ドラッグストアーズの買収を巡ってライバルのCVSケアマークと争い、敗れた経緯がある。この結果、ドラッグストア部門の売上高、店舗数ともにCVSケアマークが全米最大手となっている。