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【日本リテール】ラサールJを合併、保有商業施設55物件に

 不動産投資信託(REIT)の日本リテールファンド投資法人とラサールジャパン投資法人は来年3月をめどに合併することで合意した。三菱商事系の日本リテールは商業施設特化型のREITで、総資産は5885億円(2009年8月期)。イトーヨーカドーを核店舗とする「アリオ鳳」(大阪府堺市)やジャスコが核店舗の「イオンモール大和」(神奈川県大和市)など郊外の大型商業集積や都心のファッションビルなど50物件を保有する。一方、世界的な不動産会社である米ラサールグループに属するラサールジャパンは、「イオンモールむさし村山ミュー」(東京都武蔵村山市)など商業施設5物件のほかオフィスビル、住宅など計21物件を保有し総資産額は1295億円(09年4月)。

 

 日本リテールによる吸収合併方式で、ラサールジャパンの投資口1口に対して日本リテールの投資口0.295口を割り当てる。合併後はラサールジャパンが保有するオフィスビルと住宅は売却する方針で、日本リテールは従来通り商業施設に特化する。資産有用はこれまで通り三菱商事UBSリアルティに委託する。