日本フランチャイズチェーン(FC)協会が発表した2009年度のFC売上高は20兆8031億円で前年度比0.03%の微減となった。FC売上高が減収となるのは1974年度の統計開始以来、初めて。
小売業の売上高は全体の半分強を占めるコンビニエンスストアが0.6%増となったことなどから14兆4674億円と0.2%増えたが、外食業が3兆9326億円で0.2%減、サービス業が2兆4029億円で0.9%減と落ち込んだ。
小売業では100円ショップの積極出店などで「各種総合小売」の売上高が0.3%増、高齢者向けの健康食宅配が急増したことなどで「宅配販売・通信販売・無店舗販売」が9.9%増と好調だった。
国内のFC数は1206チェーンで2.0%減と2年連続のマイナス、総店舗数(直営店と加盟店の合計)は23万1666店で0.4%増と2年ぶりのプラスとなった。