サークルKサンクスの2010年3~8月期連結業績は、営業利益が前年同期比9.5%増の105億円となった。従来予想は15.5%の減益を見込んでいたが、経費削減効果などで増益となった。直営店からフランチャイズ加盟店への切り替えが進んだことで営業総収入は3.0%減の982億円となったものの、直営店の運営経費負担が減少し、営業利益が押し上げられた。純利益は19.8%増の39億円だった。3~5月の既存店売上高は6.0%のマイナスと厳しい状況だったが、夏の猛暑で飲料、アイスクリーム、冷麺などの販売が好調だった。
11年2月期通期の業績予想は9月以降に30周年記念で販売促進費を積み増すことなどから、従来予想に比べて営業総収入を36億円減額修正する一方、営業利益は15億円、当期利益は7億円、それぞれ上方修正した。この結果、営業総収入は1906億円(前期比1.8%減)、営業利益は158億円(4.3%増)、純利益は58億円(4.8%増)の減収増益となる見通しだ。