【米ウォルマート】インドで1号店オープン、飲食・零細小売店向け現金卸

2009/07/08 00:50
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 米ウォルマート・ストアーズは今週中にもインドで1号店をオープンする。ウォルマートは2007年、携帯電話事業などを傘下に持つインドの財閥、バーティ(Bharti)グループと提携、その後、同社と折半出資で現地法人バーティ・ウォルマートを設立した。1号店をオープンするのはインド北部パンジャーブ州アムリットサルで、業態はキャッシュ&キャリーと呼ばれる飲食店・零細小売店向けの現金卸店。インドでは携帯電話のノキアやスポーツシューズのリーボックなど単一ブランドの専門店を除いては、外資が100%子会社を設立し、小売事業を展開することはできない。零細小売店の保護を訴える動きも活発なことから、ウォルマートは一般消費者向けの小売店ではなく、合弁会社を通じた卸店の展開を決めた。

 

 バーティ・ウォルマートは米ウォルマート本社とフランチャイズ契約を結び、事業ノウハウやシステムの提供を受ける。現金卸店では主に食品を販売し、当面、10-15店を出店する計画だ。

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