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【NTTドコモ】テレビ通販会社を310億円で買収、モバイル通販強化

 NTTドコモはテレビ通販会社のオークローンマーケティング(名古屋市)の発行済み株式の51%を310億円で取得し、子会社化する。オークローン社の商品調達力や映像制作、販売などのノウハウとドコモの携帯電話サービスの技術・ノウハウを組み合わせて、携帯電話を使ったモバイル通販やテレビ通販事業を強化する。

 

 オークローン社は現会長のロバート・ローチ氏が1993年に設立。「ショップジャパン」などの通販番組を放映しているが、海外商品の販売に強く2006年に販売開始したエクササイズビデオ「ビリーズブートキャンプ」は累計150万セットを超える大ヒットを記録した。2008年3月期の売上高は前期比75%増の399億円とテレビ通販では国内第3位につけている。

 

 富士経済の予測ではネット通販(個人向け)市場は2010年には08年に比べて15.4%増の2兆5097億円に、モバイル通販(物販のみ)は同じく28.9%増の4080億円に拡大、ネット通販とモバイル通販を合わせて約3兆円と通販市場全体の6割を占めることになりそうだ。

 

 なお、オークローン社はイオンモール木曽川キリオ(愛知県一宮市)内に直営店も出店している。