イオンリテールは、コンピュータで残高を管理するカード型商品券「ギフトカード」を多数集めて販売するギフトカードモールを全店舗に設置する。ギフトカードモールは専用の陳列什器にさまざまな企業、店舗のギフトカードを並べて販売するもの。販売スペースを取らず、入金処理するまでカードに価値は生じないので一般の商品券と違って管理もしやすい。
イオンリテールはギフトカードモール「うれしーど」を昨年12月から関東地区の81店舗に設置。「日比谷花壇」や「劇団四季」「HMV」など14社40種類のカードを扱っている。３月からは設置店舗を順次、全国に拡大、今年夏までには販売するカードを100種類にまで増やす。
ギフトカード運用のシステムは凸版印刷と富士通FIPが共同で提供するASP（インターネット経由でのソフトウェアのレンタル）サービスを利用している。
凸版印刷によれば、ギフトカードは大手スーパーや専門店を中心に導入が進み、今年２月時点では約220社・３万2000店舗にまで広がっているという。