家電量販店のコジマは2月15日、取締役兼常務執行役員の寺崎悦男氏(52歳)が16日付けで社長に昇格する人事を発表した。創業家の小島章利社長(46歳)は代表権を持つ会長に就く。
寺崎氏は1982年に早稲田大学社会科学部を卒業後、鹿児島銀行入行。90年にコジマ入社後、経営企画室部長、取締役経営企画室長などを経て2003年7月から現職。
同社は09年3月期で経常損益、純損益とも赤字に転落していたが、先ごろ10年3月期の業績予想を上方修正、経常利益は68億円(前期は51億円の赤字)、純利益は53億円(前期は126億円の赤字)とV字回復となりそうだ。ただ、売上高は4333億円(前期比5.8%減)とマイナス基調が続きそうで、社長交代で営業力回復を目指す。